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ブエノスアイレスは48のバリオ（地区）に分かれています。それぞれの地区に独自の趣や魅力があります。サン・テルモ地区では、この国の歴史の一端を知り、植民地時代の大邸宅を鑑賞することができます。石畳の通り、アンティークショップ、雰囲気のあるカフェ「Bar Plaza Dorrego」が、この旧市街にノスタルジックな魅力を加えています。

ダウンタウンのミクロセントロ地区には、アルゼンチン大統領の官邸カサ・ロサダなど、ブエノスアイレスを旅行する際には訪れたい観光名所がたくさんあります。バローロ宮殿は、イタリア移民で起業家のルイス・バローロの用命により1800年代後半に建設されました。バローロ宮殿はアルゼンチンで最も高い建物のひとつであり、市街を一望できます。そのデザインはダンテの「神曲」から着想を得たと言われています。ブエノスアイレスで最も目立つのは、コルドバの白い石で作られたモニュメントのオベリスクです。

ラ・ボカも人気のある地区で、この街の芸術に対する活発な姿勢を端的に表しています。鮮やかな色で塗られた家々で知られており、アルゼンチンの有名なサッカークラブ、ボカ・ジュニアーズの本拠地でもあります。アルゼンチンの歴史に興味があるなら、レコレータ墓地を訪れてみましょう。この墓地には、エビータの愛称で知られるエヴァ・ペロンなど、複数の著名人の墓があります。

アルゼンチンは国民的舞踊、タンゴで知られています。ブエノスアイレスではタンゴを体験する機会がたくさんあり、自分で踊ってみたり、一流のプロダンサーが踊るのを見たりできます。コンフィテリア・イデアルはタンゴを学ぶ場所として特に人気があり、さまざまな映画で取り上げられています。

サッカーもアルゼンチンでは熱狂的な人気があり、試合を観戦するとアルゼンチン国民のサッカー愛の深さを知ることができます。ブエノスアイレス旅行中に街の全体像を見たいなら、ヘリコプターツアーに参加するか、スカイダイビングをしてみてはいかがでしょうか。それほどアクティブではない体験がご希望なら、市内にたくさんあるゴルコースやスパがおすすめです。

のんびりと散歩したいなら、カサ・ロサダの国会議事堂広場に向かいましょう。ここにある新古典主義様式で設計された歴史的建造物、アルゼンチン国会議事堂は緑色のドームが印象的です。

アルゼンチンを代表する舞踊といえばタンゴ、そして国民的料理といえばアサード（伝統的なバーベキュー）です。ブエノスアイレスはステーキ好きにとっては夢のような街。ミクロセントロ、パレルモ、レコレタの多くのレストランでは最高級の牛肉を味わえます。食はポルテーニョ（地元の人）の社会生活において極めて重要な部分です。ステーキで一日の活力を得たいなら、街のパリージャ（ステーキハウス）を訪れてみてはいかがでしょうか。

アルゼンチンはスペインの植民地時代を経験し、19世紀以降には大勢のイタリア移民が流入したため、料理は豊かで多様性に富んでいます。ピザ、パスタ、パエリアのほかにも、ジューシーなグリル肉を楽しめます。

ブエノスアイレス旅行中は、さまざまなショッピングを楽しめます。フロリダ通りには観光客向けの店が多く、ガウチョに由来するマテ茶器や衣類から、タンゴシューズやポンチョまで、アルゼンチンでのホリデーならではのお土産を手に入れることができます。

ブエノスアイレスでより本格的なショッピングを楽しみたいなら、パレルモ、サン・テルモ、サン・フェルナンドにある伝統工芸品や匠の品の市場がおすすめです。