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キャンベラにはアボリジニとヨーロッパ双方の自然史が多く保存されています。市の中心地にある人工湖のバーリー・グリフィン湖の周りにモニュメント、博物館、ギャラリーをまとめて街が設計されています。
 
この首都特別地域の都市計画については、バリン通りのキャンベラ地域ビジターセンターの隣にあるナショナル・キャピタル・エキシビションで詳しく紹介されています。そこからは湖の素晴らしい景色を眺めることもできます。近くのキャンベラ・ミュージアム＆ギャラリーでは、同館限定で常時展示されている、オーストラリアで最も著名なアーティストの1人であるシドニー・ノーランの作品を見ることができます。

バーリー・グリフィン湖の南岸にはオーストラリア国立美術館、国立ポートレート・ギャラリーとクエスタコン（国立科学技術センター）があります。また、街の象徴でオーストラリアの政治の中心である国会議事堂が、湖畔からそれほど離れていない場所にあります。 

もっと奇抜な博物館やコレクションを見に、郊外へ向かうのも良いでしょう。街から北へ20キロほどのゴールドクリーク・ビレッジにあるのは国立恐竜博物館です。子供たちには特に人気で、オーストラリアの古生物学の歴史を楽しみながら詳しく知ることができます。

街を展望したい場合は、ブラック・マウンテンの頂上にある195メートルのテルストラ・タワーがお勧めです（道に迷った場合の目印としても便利です）。ビジター・プラットフォームから望む素晴らしいパノラマをお楽しみください。

人気のイベントとして、スプリング・フェスティバルのフロリアード（9月中旬～10月中旬）、キャンベラ・バルーン・スペクタキュラー（毎年3月に10日間）などがあり、夜に行われるエンライトン・フェスティバル（3月）では、街を代表する建物がライトアップされたりナイト・ヌードル・マーケットやおもしろいエンターテイメントが催されたりします。

オーストラリアではアウトドアで過ごす時間が多く、キャンベラも例外ではありません。バーリー・グリフィン湖の観光は岸辺、水上ともに人気が高く、カヤックやパドルボードをレンタルすることもできます。水場よりも陸地での活動をお望みなら、レンタル自転車で湖畔のサイクリングロードをお楽しみください。距離は約25キロで坂が少なく、どの年齢の方でも気楽にサイクリングできます。

キャンベラは四季を問わず訪れることができる街です。冬（6月～8月）に行くならティドビンビラ山脈にあるコリン・フォレスト（市内から車で40分）でスキーに挑戦してみましょう。コリン・フォレストにはお子様が大喜びのそり遊び場もあります。 

オーストラリアの夜空は、星を見るのにも理想的です。初めて見る南半球の夜空を楽しみたいのなら、マウント・ストロムロ天文台で土曜日の夜に一般の方向けの天体観測イベントが実施されています。

国際都市キャンベラにはさまざまな国の料理が、フォーマルな高級レストランやハンバーガーから肉まんまで売っているキッチンカーで味わうことができます。キャンベラでは、シンガポール風ヌードルからビルマ風カレーまで、最高の太平洋アジア地域の料理を楽しむことができます。ニューヨークスタイルのサンドイッチをテイクアウトしたり、高級レストランでアジアのフュージョン料理やトルコ料理などをゆったりと堪能するのも良いでしょう。ダイニングの人気スポットは、ブラッドン、ニューアクトン、ディックソン、マヌカ、キングストンなどです。

キャンベラでは日曜が定休日のレストランが多くあります。レストラン内はどこも完全に禁煙となっているので、十分にご注意ください。

キャンベラにはハイストリートのブランドコレクションや高級デザイナーブランドのアウトレットも多くありますが、マーケットも有名です。毎週土曜の朝は、ミッチェルにあるキャピタル・リージョン・ファーマーズ・マーケットで新鮮なオーストラリア独自の食材を見つけてください。日曜のみのオールド・バス・ディーポ・マーケットでは工芸品や洋服、ジュエリーなども多く出店しています。
 
ゴールドクリーク・ビレッジにはブティック、独立系の商店や骨とう品店と小さなギャラリーが入り混じっているだけではなく、在来爬虫類博物館と蝶の飼育所もあります。

ブラッドン（ロンズデール・ストリート）、マヌカ、キングストンでもブティックめぐりができます。また、市内最大のショッピングモールはキャンベラ・センターで、市外のシビックという場所にあります。フィッシュウィックにあるキャンベラ・アウトレット・センターもぜひお立ち寄りください。