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カサブランカはこの国の商業の中心地であると同時に、古代と現代の絶妙なコントラストも見せています。北部にある古風な小さな町、オールドメディナ（バブ・マラケシュ）でカサブランカの活気ある精神を感じ取ってください。

カサブランカの歴史探訪を続けるには、マハカマ・デュ・パシャを訪れましょう。このヒスパニック・ムーア様式の建造物には、ムーア様式の装飾が施された60以上の部屋があります。繊細な彫刻が施された木製の天井、漆喰、複雑な錬鉄製の手すりに魅了されることでしょう。そのすべてを見事なタイル張りの床が引き立てています。

カサブランカを旅すると、20世紀初頭の建築物、特にフランス人建築家のアルバート・ラプレードによってデザインされた建物を数多く見つけることができます。ラプレードによって設計されたセントラルパークは、緑豊かな中でくつろげる静かなオープンスペースです。同氏の手がけた優れた建物にはエル・ハンク灯台もあり、展望台から素晴らしい眺めを一望できます。

カサブランカにあるもうひとつの堂々たる建造物はハッサン2世モスクです。世界最大級の規模を誇り、10万5000人もの参拝者を迎え入れることができます。210メートルという驚異的な高さがあるミナレットは、現在も世界一の高さを誇っています。

この街の魅惑的な観光スポットを堪能した後は、ヌーベルメディナとも呼ばれるハッブース街を散策しましょう。20世紀初頭にさかのぼるこの地区は、フランスとモロッコの文化が見事に融合しています。さまざまなバザール、ベーカリー、カフェ、ブティックなどが軒を連ね、伝統的なカサブランカを現代風にアレンジしています。

カサブランカは、モロッコ北部を発見するのにうってつけの拠点となります。フェズ、アトラス山脈、素晴らしい砂漠地帯へのツアーに出かけましょう。さらに、海岸沿いの町タンジェや首都ラバトへも車や高速鉄道で簡単にアクセスできます。

海辺でリラックスしたいのなら、アイン・ディアブ海岸に向かいましょう。カサブランカのトラムでアクセスできます。冬は山岳地帯へのスキー旅行がおすすめです。詳細は、市のオフィス兼情報センターであるLa Fédération Royale Marocaine de Ski et Montagneでご確認ください。

カサブランカの豊かな料理は、その文化の多様性を反映しています。ヌーベルメディナでは、食欲をそそるフランス料理、スペイン料理、モロッコ料理を堪能できます。地元料理としては、ナスの揚げ物、野菜や肉の煮込み料理、モロッコ風スープなどがあります。

本格的なモロッコ料理を味わいたいなら、アルモハデス通りにある古代の要塞の跡に建てられたレストランでのお食事はいかがですか。ベジタリアンやヴィーガン向けのメニューが豊富に用意されており、そのほとんどがモロッコの主食であるクスクスをベースにしています。

カサブランカへの旅は、タジン料理を食べずに終えることはできません。調理する土鍋にちなんで名付けられたこの料理は、羊肉、鶏肉、野菜などが調理されます。

活気のある市場やスークを歩き回ると、美しい工芸品を見つけることができるでしょう。オールドメディナ周辺では、タジン鍋や革製品などモロッコならではの品を目にすることができます。

その次は、アインディアブ地区のビーチ近くにあるアフリカ最大のショッピングスポット、モロッコモールに向かいましょう。マーリフ地区では、最新の高級ブランド品の買い物を満喫してみてはいかがでしょうか。