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ニューデリーを旅して最初に気付くのは、この都市はさまざまな地区が集まって構成され、それぞれに特徴があるということでしょう。オールドデリーには、ムガル帝国の城砦であった有名な赤い城などの最も歴史的な名所があります。その近くにはインド最大のモスクのジャーマー・マスジドもあります。

ニューデリーはその名にかかわらず、現在でもエキゾチックで古来からの歴史のあるランドマークがいくつか残っています。最も印象的なもののひとつがフマーユーン廟で、タージ・マハルに影響を与えたと言われています。フマーユーン廟同様、クトゥブ・ミナールもユネスコ世界遺産に登録されています。赤い砂岩の高さ72.5mの塔があるクトゥブ・ミナールは13世紀に造られた保存状態のいい建物群に囲まれています。

その他の名所には大規模な国立博物館や、インド最大クラスの博物館のひとつであるガンディー記念博物館があります。この博物館のある敷地内でマハトマ・ガンディーは生前最後の数か月を過ごしました。近くにあるインド門は戦争の慰霊碑となっていますが、それでも訪れる人々に強い印象を与え続けています。

ニューデリーは「インドの心臓」の愛称で呼ばれています。この都市の重要性は、この地に君臨したさまざまな王朝や素晴らしいモニュメントなどの過去の栄光だけでなく、現在ここに息づく多様な文化にもあります。

この街の至る所にこういった文化を示すものがたくさんあります。盛況な芸能シーンの一例がキングダム・オブ・ドリームズで、カラフルでエネルギーに満ちたインド文化を見事に表現しています。

ニューデリーで満足感の得られることのひとつは、迷路のような通りを散策することです。旅行中はオールドデリーの活気あふれるバザールを探索したり、セイデュラジャプにあるザ・ガーデン・オブ・ファイブ・センシズの静けさを楽しむことになるかもしれません。この庭園はリラックスできるよう造園されています。

また各種の歴史見学ツアーも利用でき、それぞれのツアーがこの都市の数世紀にわたる伝統の理解を深めることに役立ちます。

ニューデリーはインドの料理の首都です。城郭都市（ムガル帝国の名残を表すニューデリーのもうひとつの愛称）の小道にある古い飲食店から、5つ星ホテルのレストランでの高級ダイニングまで、この都市は食べ物を愛する人のパラダイスです。オールドデリーではチャートを食べてみてはいかがでしょうか。チャートは北インドの屋台料理で、詰め物をした揚げペストリーにチャツネ、ナチュラルヨーグルト、香辛料をかけて食べます。

ニューデリーの至る所に伝統的な屋台料理を楽しめる場所がたくさんありますが、評判の高いレストランでおいしい食べ物を味わうのがいいかもしれません。

ニューデリーではインド料理のほかにも、中東料理からイタリア料理までの最高級の各国料理を提供しており、お肉が好きな方もベジタリアンもお楽しめになれます。

インドの他の都市同様、ニューデリーでの買い物は値切り交渉の胸算段をしておくべきです。チャンドニー・チョーックなどの混み合うバザールでの買い物は、ニューデリーでの典型的なショッピング体験を楽しめ、本格的なインドの手工芸品、衣服、食べ物を目にすることでしょう。バーゲンハンターにはパハールガンジマーケットやカムラ・ナガーが特に人気があります。

安価なアクセサリー、高級で贅沢な品のいずれをお探しでも、ニューデリーではさまざまの中から選ぶことができます。観光客に人気があるのは、宝石、カーペット、手工芸品、貴重石、絹、銀製食器で、これらのすべてがインドの代名詞となっています。手工芸品ならばパーラメントストリート近くのババ・ハラック・シン・マーグを訪れてください。ここではインド各州の典型的な品を政府統制価格で販売しています

ハウスカスヴィレッジ、コンノートプレイス、チャンドニー・チョ―ックは、いずれもニューデリーの精神を捉えながらも、それぞれに特徴や名所があります。混み合うバザールから、きらびやかなモールまで、ニューデリーにはあらゆるものがあります。

より高級なショッピング体験には、バサント・クンジのDLFエンポリオを訪れてみてはいかがでしょうか。ここはアジア最大の高級品のコレクションを誇り、74の国際的なブランドと111のインドのブランドが入店しています。国際的なブランドとしては、ジョルジオ・アルマーニ、サルヴァトーレ・フェラガモ、ルイ・ヴィトン、デイオール、ヒューゴ・ボス、グッチ、プラダ、ランナ・ギルなどがあります。